Drupal 8, 9をこれからインストールするならComposerを利用しよう

著者
Kato83
作成日
2020/03/28 - 14:01
更新日
2023/03/04 - 15:21

Drupal 8.8 から Composer インストールに対応

Drupal インストール などで調べると Drupal の公式サイトからzip形式でダウンロードだったり、 drupal-composer/drupal-project という開発者向けの Composer のパッケージでインストールするという記事が多いのですが、Drupal 8.8 がリリースされたタイミングで公式に Composer を利用したインストールに対応したので、手順を紹介します。

今後はネットワークの制限などの特別な理由がない限り、Composer でインストールしていきたいところです。

Drupal 8.8.0 is the first release to include native Composer support without reliance on third-party projects to set up Drupal with its dependencies. New sites can be created using a one-line command.

引用元 : Drupal 8.8.0 is available | Drupal.org

インストールパッケージ drupal/recommended-project

基本的にはこちらを利用する方法が推奨されています。

Composer で自動的に追加される composer.jsoncomposer.lock ファイル及び Drupal を動作させるために必要だが、Webサーバーで公開する必要のない vendor/ ディレクトリなどをルートディレクトリに含めずに済むので、後述する drupal/legacy-project よりこちらの方がよりセキュアと言えるでしょう。

なお、webサーバー(Apache や Nginx など)の設定でドキュメントルートを web/ ディレクトリ配下に設定する必要があります。

$ composer create-project drupal/recommended-project {インストールしたいディレクトリ名}

インストールパッケージ drupal/legacy-project

$ composer create-project drupal/legacy-project {インストールしたいディレクトリ名}

{インストールしたいディレクトリ名} がそのままドキュメントルートになります。

composer.jsoncomposer.lock ファイル及び Drupal を動作させるために必要だが、Webサーバーで公開する必要のない vendor/ ディレクトリなども含めたすべてがルートディレクトリに置かれます。

あとはDrupalのドキュメントルートの index.php にアクセスすればインストールウィザードが開きます。

ブラウザでのセットアップ方法に関しては、全てのインストール方法で共通の操作なので、省略します。

Drupal 8, 9は個人的にお気に入りのCMSなので、Composer 対応でより身近な存在となり、利用者が増えていけばいいなと考えています。

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